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2016.07.06

香山美子さんの神々しい裸身!淫靡な倒錯の推理劇!・・・『江戸川乱歩の陰獣』(松竹、1977年)

 松竹の1977年作品『江戸川乱歩の陰獣』をDVDで鑑賞しました。1977年の初公開時に劇場で観て以来です。

JP

 この映画は江戸川乱歩が自分自身をモチーフに描いた本格探偵小説の映画化です。前年に角川映画の『犬神家の一族』が公開されており、あっちが横溝ならこっちは乱歩だ!という流れで作られたのは確かなのですが、明智探偵ものではなくなぜこんなマニア受けする原作を選んだのかは不明です。

隅田川に生首ひとつ。じょんがら節の悲曲が闇を裂いて連続妖気殺人事件の幕が上がる―。香山美子の妖艶な姿態に魅き込まれる!<ストーリー>「私は先生のファンです。」探偵作家寒川(あおい輝彦)にさりげなく近づいた女、静子(香山美子)のうなじにはエロチックな赤いミミズ腫れがあった。その静子が大江春泥から脅迫されているという。 昭和3年、寒川は怪奇幻想が売りの変格派春泥を軽蔑し、批判の文章も書いていた。 春泥は静子の初恋相手だったが、ふられた腹いせに復讐を宣告してきたのだ。脅迫状には静子と夫の夜の秘事まで観察した記録があり、闇に潜む陰獣のような眼に静子は恐れおののいていた。そして第二の脅迫状が届き、予告通り、静子の夫六郎(大友柳太朗)が隅田川に溺死体で浮かび上がった…。(ジャケットの内容紹介より)

 大乱歩が自分にも鞭打ちつつ、変態性をこれでもかとさらけ出して書いたSMテーマの倒錯探偵小説なので、かなり原作に忠実なこの映画も犯人当てなどそっちのけで後半は完全に変態映画になります。当時33歳の香山美子さんのヌードがそれはそれは美しく、神々しいほどです。

JP

 監督は大ベテランの加藤泰。70年代に入って東映京都から松竹に活躍の場を移し、『人生劇場』、『花と龍』、『宮本武蔵』と大作を立て続けに撮った後の作品です。独特のアングル、色調、画面構成はこの映画が生まれながらにカルト映画となるべき運命だったことを強く感じさせます。

注:"JP"と記載された写真はAmazon..co.jp(日本)に、"UK"と記載された写真はAmazon..co.uk(英国)に、"USA"と記載された写真はAmazon.com(米国)にリンクしていますので、ご注意ください。

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